暮らしのヨハクコンシェルジュ
ー地域密着企業の株式会社笑まちー

【頭のゴミ排除の実例】30代 2児の子どもを持つ女性


ある日、ふと「何か新しいことを始めたい」と思った。
副業の勉強でもいい。資格の勉強でもいい。前から気になっていた本を読むだけでもいい。でも、いざ机に向かおうとすると、なぜか集中できない。
理由は大きな悩みではなかった。

リビングの隅に置きっぱなしの段ボール。
洗面台の水垢。
気になっているけど後回しにしている換気扇の汚れ。
クローゼットの中で増え続ける着ない服。
子どものプリントや郵便物が積み上がったテーブル。

一つひとつは小さなことだった。

「今すぐ困るわけじゃない」
「休みの日にやればいい」
「そこまで大したことじゃない」

そう思って見ないふりをしてきた。

でも、その小さな気がかりは、毎日少しずつ頭の中に残っていた。

朝、洗面台を見るたびに「掃除しなきゃ」と思う。
帰宅して散らかった部屋を見るたびに「片付けなきゃ」と感じる。
休みの日になると「今日はやらなきゃ」と思いながら、結局疲れて動けない。

気づけば、新しいことを始める前に、頭の中はすでにいっぱいになっていた。

本当は前に進みたい。
変わりたい。
今の暮らしを少しでも良くしたい。

そう思っているのに、家の中に残った小さなストレスが、心の余白を奪っていた。

ある日、思い切って気になっていた場所を一つだけ片付けた。

たったそれだけなのに、気持ちが少し軽くなった。

部屋が整うと、頭の中も少し整う。
頭の中が整うと、「やってみようかな」と思える余白が生まれる。

新しいことができない原因は、やる気がないからではなかった。

毎日の暮らしの中にある小さなストレスが、知らないうちに自分の力を奪っていたのだと思う。

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